インプラント
自分の歯のように、食事も会話も楽しめる
次のようなお悩みやご希望がある方は、当院までご相談ください。
- 自然な見た目の義歯にしたい
- 自分の歯のように
しっかり噛みたい - 周りの歯や歯ぐきに
負担をかけたくない - 入れ歯が面倒
インプラントとは(自由診療)
失った歯を補うために、顎の骨に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、それを土台として人工歯を装着する治療法です。顎の骨に固定するので自分の歯のようにしっかり噛むことができ、ブリッジのように健康な歯を削る必要もありません。適切なケアにより長くご使用いただくことができ、機能性・審美性ともに優れた義歯にしたいという方におすすめです。
入れ歯・ブリッジとの比較
| インプラント | 入れ歯 | ブリッジ | |
|---|---|---|---|
| 見た目 | セラミックなどの人工歯を使い、金具が見えないので天然歯のように自然。 | 保険の入れ歯は金具や樹脂の部分が目立ちやすい。 | 保険のブリッジは銀歯なので目立ちやすい。 |
| 噛みやすさ | 天然歯とほぼ同等の力で、硬いものもしっかり噛めます。 | 噛む力は天然歯の50%以下とも言われ、ズレや痛みが生じることがあります。 | 入れ歯よりは噛む力は強いものの、硬いものは噛みづらいことがあります。 |
| 周囲の歯への影響 | 顎の骨に固定するので、ほかの歯や歯ぐきに負担をかけません。 | 部分入れ歯は隣の歯を支えにするので、支えとなる歯の寿命が短くなることがあります。 | 隣の歯を削って装着するため、健康な歯を削る必要があります。 |
インプラントのメリット
機能性
- 自分の歯とほぼ同じ力でしっかり噛める
- 周囲の歯や歯ぐきに負担をかけない
- 普段の歯磨きと同じようにケアできる
- 適切なメンテナンスを行えば、長期間にわたって使用できる
審美性
- 金属の部品が見えないので、入れ歯のように目立たない
- セラミックなどを選べば、天然歯のように自然な見た目を再現できる
インプラントのデメリット
適応できない症例もある
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顎の骨の量が足りないと行えない
(再生医療や骨の移植手術で適応できるケースもある) - 外科手術を行うため、持病によっては受けられない
治療費用がかかる
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自由診療なので、保険の入れ歯やブリッジに比べると治療費が高い
(初期費用はかかるが、長く使えるだけの価値があるといえる)
インプラント治療の流れ
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診査と治療計画
インプラント治療が可能か判断するために、精密検査とカウンセリングを行います。
1.手術では麻酔を使用するので、全身の健康状態について問診を行います。
2.顎の骨の量や状態を確認するために、口腔内の型取りやレントゲン・CT撮影を行います。
これらの結果をもとに治療の可否をお伝えし、治療計画をご提案します。
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初期治療
むし歯や歯周病がある場合はそれらの治療を優先し、口腔環境を整えてからインプラント手術を行います。
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インプラント体の埋入
局所麻酔をして、顎の骨にインプラント(人工歯根)を埋め込む手術を行います。
個人差はありますが、手術後の腫れは2日後をピークに、4日後から徐々に落ち着いていきます。
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アバットメントの装着
数ヶ月かけてインプラントと顎の骨が結合したら、歯ぐきを切開してインプラント体のカバーを外します。その後、人工歯を固定するための土台(アバットメント)を取り付けます。
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人工歯の型取り・仮歯の装着
アバットメントに装着する人工歯を作るために型取りを行います。その後、仮歯を製作して、かみ合わせを確認しながら調整します。
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人工歯の装着
切開した歯ぐきが完治したら、アバットメントの上に人工歯を装着して治療完了です。
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メンテナンス
インプラントを長く使い続けるには、毎日の丁寧なブラッシングと定期検診が欠かせません。適切なメンテナンスを続けて、快適に使っていきましょう。
インプラント治療後にメンテナンスが必要な理由
インプラントのメンテナンスの目的は、お口のトラブルを防ぎ、問題が起きた場合に早期発見することです。
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インプラント周囲炎
特に注意が必要なのが「インプラント周囲炎」です。歯周病と同じように、人工歯と歯ぐきの間に歯垢が溜まり、歯ぐきが炎症を起こしてしまいます。進行すると、インプラントを支えている骨が溶かされていき、最悪の場合はインプラントが抜け落ちてしまいます。
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その他のトラブル
かみ合わせのバランスの変化によって、人工歯が欠けたり割れたりすることがあります。定期検診を受けて、トラブルがあれば早めに対処することが大切です。